始まり

物心ついたころから色んな事に興味があって。

テレビやラジオ、映画や本から得た情報の中から
気になることがあると自分自身で確かめずにはいられなかった。

調べ始めたら止まらなくて
図書館中の本を読んで
納得いくまで追求していた。

調べても分からないことは
実際に体験しなければ気が済まなかった。

習い事はいくつかしていたけれど
10歳の時に自分から習いたいと言って始めたのは手話だった。

周囲には大人しかいなくて
始まる時間も小学生にとっては遅くて
眠くて仕方なかったのを覚えている。

でも、知りたかった世界を、本では分からなかった世界を
体験できることが嬉しくて仕方なかった。

「好きなことがしたい!」

その思いは、いつも心の中にある。
そして、その時々の「一番好きなこと」
を追いかけながら、とにかく今まで生きてきた。

それが世間一般の「普通」とは多少かけ離れていても
とどまることはできない。

ただ前だけを見て進み
たどり着いた場所が今いる場所。

これからどうなるかなんて全く分からないけれど
とにかく進み続けよう。

ここから始まる。